
世界は本当はど のように終わる のか?
まとめ
科学界は、世界がどのように終わるかについて多くの提言をしています。しかしながら、これらの予測モデルには限界があります。実際に預言が成就したかどうか、長期の歴史的検証が可能であるという実績を踏まえて、聖書が提供する予告を分析することは、より役立つかもしれません.このパンフレットは、成就した聖書の預言の驚くべきリストを共有し、さらに、来たるべき最終の出来事、つまり世界の終末を描写します。
タイプ
トラクト
出版社
Sharing Hope Publications
で利用可能
11 言語
ページ
6
マックスは、家にはソーラー発電を備え、電気自動車に乗り、リサイクルには細心の注意を払っていました。しかしそれでもまだ、彼は心配でした。ニュース報道は常に、津波、海面上昇、そして山火事の新たな発生を知らせているように思ました。マックスは、彼の町が水で蔽われ、地震で引き裂かれるのを想像してみました。彼は神経が高ぶり、不安を感じました。将来を夢見ることの意味は何なのでしょうか?世界は、彼が知っていたとおりに終わりに向かっているのでした!
もしかしたら、マックスが抱いた不安について、あなたも聞いたことがあるかもしれません。それは現在「環境不安」と呼ばれるものです。アメリカ心理学協会は、環境不安を、「環境破綻に対する慢性的恐れ」と定義しています。専門家は、気候変動に対する不安の大きさのあまり、それが精神衛生面や日常生活にまで影響を及ぼしている人々を目の当たりにしています。あるいはあなたも、マックスや他の人たちのように、私たちの惑星のまだ明らかになっていない物語の次の章を知ることに不安を覚えているかもしれません。
将来を読み解く
未来を予測する科学的な方法は有用でしょう。しかし、それには限界があります。たとえば、向こう5日間の天気予報が当たる確率はおおまかに言って90%です。しかし、10日間予報になると、その確率は50%にまで落ちます。科学的な方法での予測は、予測しようとする未来が遠ければ遠いほど、誤差は大きくなるのです。
しかしながら、私たちの惑星の未来を見極める方法は他にもあります。もし、現代の科学的な方法ではなく、過去に書かれた古代の書物が世界の未来についてより正確な予測をしているとしたらどうでしょう?
二千年前に、名だたる宗教の教師であったイエス・キリストは世界の終りの直前に起こる自然災害について預言していました。彼は言いました。
民は民に、国は国に敵対して立ち上がる。そして方々に飢饉、疫病、地震が起こる。しかしこれらはすべて産みの苦しみの始まりである(マタイによる福音書24:7〜8)。
イエスが戦争、飢饉、疫病、地震、そして社会不安を「産みの苦しみの始まり」として預言したのは、それがさらにひどくなるからです。その最後の事象には、ひどい悪性のはれ物を伴う人の病、海の生き物がすべて死に絶えるほどの海と水源の汚染、耐えきれないほどの太陽からの熱波、巨大地震、そして重さ35キロほどもある雹、が含まれるでしょう(ヨハネの黙示録16章参照)。
そののち、イエスは、彼の出現を誰もがその目で見、認めることができる方法で再び来ると言いました。彼が現れるとき、「天は激しい音をたてながら消え失せ、自然界の諸要素は熱に溶け尽くし、地とそこで造り出されたものは暴かれてしまいます」(ペトロの手紙ニ3:10)。
この古代の預言が、21世紀に当てはまるとは考えられないと思うかもしれません。上記の預言の多くはすでに起きています。しかし、その預言「全体」は信じられるのでしょうか?あなたは、歴史によって立証されうる聖書の他の預言についても興味がおありかも知れません。もし他の預言が少なくとも60%か70%の確率で当たるとすれば、天気予報アプリよりも信頼できることになるでしょう。しかし、私たちは、聖書の過去の預言は完全に信頼に足るものであったということを見いだします。数千年も前に書かれたいくつかの預言をご紹介しましょう。
古代の預言
帝国の興亡 紀元前6世紀に、預言者ダニエルは、西洋列強の興亡を預言しました。彼は、バビロンからメド・ペルシャ、ギリシャ、ローマへの権力の変遷を正確に示し、さらには、ローマ帝国滅亡後にそれがヨーロッパ諸国へと分裂することを預言しました(ダニエル書2章参照)。
宗教に対する迫害 預言者ダニエルはまた、ロ—マ帝国時代に、堕落した暴力的な宗教団体が生じることも書き残しました。宗教的理由によってその団体に反対した者たちは、神の真の信奉者として描写されていますが、彼らは1,260年の間、殉教の憂き目に会うか、または荒野に隠れていました(ヨハネの黙示録12:13〜17)。この物語は、いわゆる暗黒時代におけるヨーロッパの宗教史を綿密に描写しています(ダニエル書7章参照)。
偽りの宗教復興 聖書はイエス・キリストの教えに反するオカルト主義の復活とローマカトリック崇拝を含む一大宗教復興を預言しました。教皇制は暗黒時代の終りには人心を失いますが、終わりの時代には、今日見るように、再び人心を取り戻すと預言されていました(ヨハネの黙示録13章参照)。
世界はどのように終わるのか?
もし既に実現している聖書の預言が立証され、信頼に値するのなら、聖書が世界の終わりについて語っていることも信頼できるはずです。すなわち、世界は災害に次ぐ災害ののち に最終のクライマックスを迎えること、イエスが神の民のために再び来られ、世界を完全な姿に再創造されるということも信頼できるはずです。
感謝すべきことに、イエスは私たちに何も恐れることはないとお語りになりました。聖書にはこう書かれています。神は「地を滅ぼす者どもを滅ぼされる」(ヨハネの黙示録11:18)。しかし、その前に、神はご自身の民の安全を確かにされます。聖書は象徴的に次のように語ります。
その時、わたしはまた、もう一人の天使が生ける神の刻印を持って、太陽の出る方角から上って来るのを見た。この天使は、大地と海とを損なうことを許されている四人の天使に、大声で呼びかけて、こう言った。「我々が、神の僕たちの額に刻印を押してしまうまでは、大地も海も木も損なってはならない」(ヨハネの黙示録7:2〜3)。
私たちの地球は、生態系にしかけられた時限爆弾なのではなく、神が最終の破壊と再創造を許されるまで、持ちこたえられるのです(ヨハネの黙示録21章)。イエスは、私たちが彼を信頼することができるように、彼の預言のメッセージの信頼性についてよく考えるように求めています。彼は言われました。「事が起こったときに、あなたがたが信じるようにと、今、その事の起こる前に話しておく」(ヨハネによる福音書14:29)。
もしあなたが、聖書の預言についてもっと知りたいと思われるなら、裏面の連絡先にご連絡ください。
Copyright © 2023 by Sharing Hope Publications. 商業目的を除いて、許可なく複製、共有できます。 聖句は1992年改訂日本聖書協会聖書新共同訳から引用しました。ニュースレターにサインアップ
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